· 

イワツバメのヒメちゃん。

6月中旬から保護していたイワツバメのヒメちゃんを7/11に無事放野することが出来ました。

まっすぐと大空を見つめる瞳はキラキラとしていて、一度手の上から飛び立つとギューン!!と急上昇し、辺りの様子を窺うように頭上を2、3周旋回すると、あっという間に見えなくなってしまいました。

一時はこのまま衰弱死してしまうのでは…という時期もあり、ご飯見つかられるかな?、人のところへ助けを求めたりしないかな?、仲間に会うことが出来るかな?などなど心配をすればきりがありませんでしたが、そんな思いを吹き飛ばしてくれるような飛び方に正直安心しました。

人懐っこく、肩や手に飛んでくるような子でしたが、自然を目の前にしたら野生の本能が目覚めるのだと感じました。

可愛いというだけで人が自然に帰ることを阻んではいけないと思う瞬間でもありました。

 

イワツバメなのに何故ヒメちゃんかといいますと、なんと保護を引き受けた当初ヒメアマツバメと勘違いしてました…。

今回一番の衝撃…。

イワツバメを飼育方法を動物病院の先生、やちょかんのスタッフさんにご相談させて頂いたところ、イワツバメであることが判明。

「ヒメアマツバメのヒメちゃんじゃなくて、イワツバメのイワちゃんだたじゃん!!」

保護してから既に2週間以上経過していたため、呼び方を切り替えられる訳もなく、放野するまでヒメちゃんでした。

 

ヒメちゃんがいなくなってからと言うもの、急に家の中に小さな羽虫が飛ぶようになってきました。

あれ?狩りしてたのかな?

DNAに刷り込まれた能力は、人が教えなくても覚えていくものなのかもしれません。

 

野生ってすごい。

 

セキセイインコのてんさんとスズメのチュンさん、イワツバメのヒメちゃんの関係ですが、群れには加えてもらえませんでした(笑)

ヒメちゃんは外に出てもらう子だからそれでよいのですが、他の鳥が来るたびに二羽の絆が深まて行くような気がします。

セキセイインコは雀語で会話し、スズメはセキセイインコの鳴きまねをし…異種でも上手くいくんですね。

 

今回はわからないことだらけで、たくさんの人たちに助けて頂きました。

本当にありがとうございました。


さて、同じく鳥獣保護をしている方の何かのお役に立てればと思い、イワツバメを飼育した方法を記載しておきます。

私も手探り状態ですのでこれが正しいというわけではありませんので、保護された個体に合わせて飼育方法は変えてください。

 生餌を必要とするツバメ類の飼育はなかなかに難しく、ビタミンが欠乏すると視力を失ってしまう可能性もあります。

ツバメの餌にはとても気を使っています。

 

■ 餌について。

幼鳥の時期:小松菜をたっぷりと入れたすり餌(七部)、ミルワーム

若鳥の時期:ミルワーム、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、イナゴ

補助:動物病院で処方してもらったビタミン剤

 

ミルワームは、お店で購入してすぐのものは栄養が偏っているため栄養改善を行うことをお勧めします。

パックに入っているふすま(木くずのようなもの)を全て取り除き、パン粉、小松菜、粉ミルクを主にして与えていました。

野菜の切れ端など、普段は捨ててしまうところを入れてあげると良いと思います。

一晩経つとミルワームの体がプリッと張りが出てくると思います。

きっと買った時よりも美味しくなているはず。

 

ツバメ、イワツバメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメと保護した鳥たちは、ハエトリグモが大好物!!

良く家の中にいるピョンピョン跳ねる蜘蛛です。

そんなに捕まえられるものではないですが鳥まっしぐら。

他の蜘蛛はあんまり好きではないようですが、ハエトリグモだけは別格のようです。

どの子も「もうないの…?」という瞳で見つめてきました。

余談ですが、我が家ではいつも餌としてお世話になっている蜘蛛たちを大事にしています。

いつ以下な時、必要な存在になるかわかりませんからね!

狩りの練習にも大変諜報させて頂いております。

 

ある程度成長してくると、すり餌を嫌う個体が多いように思います。

まずは命を繋ぐことを最優先に虫中心の餌にしました。

 

個体差ありかと思いますが、茹でたトウモロコシを好んでた食べていました。

(様子を見ながら、一日に一粒か二粒程度。)

 

■ 飼育入れ物について

今回、羽を痛めてしまうことと、放野が一番の目的だったので幼鳥の時期以外はカゴ類は使いませんでした。

 写真にもチラチラと水槽の様子が写っていますが、幼鳥の時期には疑似巣となるような出入り口だけ開けた小さな箱を用意しました。

箱の中に軽く丸めた布を入れて.ある程度の圧迫感を感じられるようにしたら安心していたように思います。

その野鳥が住んでいる環境を考えてあげることも大切なようです。