
鳥獣保護ボランティアのお話。
7月29日に鳥獣保護課から野鳥の雛の引取りの電話を頂きました。
ヒヨドリの雛2羽と聞き、引取りの準備をして連絡があった場所へ行ってきました。
ヒヨドリと聞いていたので、そのつもりで引き取り先まで行ったら実は鳩ちゃんズ。
ぼろ雑巾をくちゃくちゃっと丸めたような雛(こんな例えしてますが、鳩好きです。)が2羽、びしょびしょに濡れた植木鉢のお皿に乗せられて植え込みの下に置かれていました。
私としては、今までのない状況でかなりショッキング。
怖かったんだろうな。
不安そうな顔で2羽寄り添っていました。
おいおい、鳥の雛をこんな状態にしていいわけなかろうて(-_-#)イラッ
見つけた瞬間、駆け寄って乾いたタオルを敷き詰めた水槽の中へ。
引き取り先の人間「こういう場合どうしたらいいんですかね?」ってオマッ!!
人間の赤子をびしょ濡れにしたまんま放置せんだろうが普通っ!!!!
平常心を装いつつ、こういう場合は…と説明していましたが、あふれんばかりの不信感は隠せなかった思います。
もしも鳥の雛を保護することがあったなら、ダンボールなどの乾いた箱の中に入れてあげてください。
体温の低下は、命取りとなってしまいます。
その日は比較的暑く、体も大きな鳩だったので何とか生きていてくれたけども、もう少し時間が遅れていたらどうなっていたことか…。

私の憶測でしかありませんが、この鳩ちゃんズは人災によって巣を壊されてしまったのかな…と。
(憶測で物事を考えてはいけないとは言いますが)
鳩の駆除は、よく聞く話です。
あまりにも無傷過ぎたので疑わざる終えませんでした…。
巣に鳥の卵があった場合、雛がいた場合、ほんの数週間だけ待ってあげてください。
翼のある鳥たちは、そこから巣立っていきます。
人の住む場所に鳥が巣をしたのではなく、自然の中に人住んでいることを忘れないで欲しいなと。

鳩のお給仕(笑)
これが一番しっくりしました。
挿し餌用の容器の方www
鳩は、親からピジョンミルクを貰って育つってご存知ですか?
フィンチ系のような雛のクチの中へ親がくちばしを入れるのではなく、親の口の中へ雛がくちばしを突っ込むという感じ。
たぶんペンギンと一緒。
親の口の中を痛めないように、雛鳥のくちばしはシリコンで包まれたような感じになているんですよ。
すごーい!

今日(2016年9月2日)、車で数分走ったところにある大きな公園(なかなか野生的な)で放野してきました。
家の周りをちょこちょこ歩くことはあったけど、こんなに広いところへ出るのは初めて。
少し周りをキョロキョロしていましたが、こちらへ飛んでくる様子もなかったので、その場を去りました。
人災では?と疑ったとき、必ず放野出来るまで成長させよう!と思ったのでここまで大きくなってくれて良かった!
これからは自分たちの力でなんとか生き抜いて欲しいと強く思います。
しろいちゃん、くろいちゃん元気でね!
役所への報告も終わったし、あとは私の胸に開いたぽっかりを埋めるだけ~。
制作に励みたいと思います!
鳥が好きだー!!
もう鳥になりたい。